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  • POSTED:2015.11.02
  • BY:Kobayashi Ken-ichiro
  • ISSUE:#012

バルサでサンタオーナメントを作ろう

いつかやってみたいけど、時間もお金も掛かりそう・・・と、なかなかに敷居の高そうなイメージの木彫ですが、初心者でも手軽に楽しめる作品を紹介します。クリスマスに向けて、ツリーに飾るオーナメントを手作りしちゃいます。

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まずは、木材選びから

木材といっても様々な種類がありますが、軽くて彫りやすいバルサ材を使います。4×4×30cmの角材を購入しました。一般的に木彫の材料といえば、ホウ材、サクラ材、カツラ材などがあります。硬い木材ほど加工が難しい反面、細かな表現ができます。バルサ材はとてもやわらかいため、細かい表現は苦手ですが、サクサク彫れるので木彫の楽しさを味わうには最適です。

彫る前の下準備が大切

紙に4cm×6cmの枠を書いて、完成品をイメージしながら設計図を書きます。クリスマスのオーナメントなので、今回はサンタさんを作ることにしました。

工程01設計図

工程02切り抜いた図

さあどうでしょう、たまご型のかわいいサンタになりましたよ。後ほど使うので紙は切り抜いておきます。

次はバルサ材に定規と鉛筆で線を引きます。ここで手を抜かず、入念に事前準備をしておくこと。彫るのはちょっとガマンして、イメージを膨らませつつ正確に線を引きましょう。引き終わったら、先に作った設計図を木材に当てて、写します。

工程03木材に線を引いた

線が引き終わりました。これだけで芸術作品のようですね(笑)。

ようやくここから、木材を加工していきます

ノコギリで6cmのところを切断します。木がやわらかいので簡単に切断できます。それほど力を使わなくても簡単に切れます。サクサク、サクサク・・・楽しいな。

工程04ノコギリを使う

工程05切った木材

4cm角×6cmの木材が5個できました。
では彫る!・・・の前に、切り口にも線を引きましょう。これも大事な作業なのです。

工程06切り口に線を引く

彫るよ! 小刀を上手に使おう

さあ、小刀で一気に木材を彫っていきます。楽しい時間です。コツは角を落としていくように少しずつ彫っていきます。事前に線を引いておいたので、どこまで彫るのかの目安になります。小刀を使う時にはケガには十分に注意をしましょう。

工程07彫る

工程08荒彫り完了

角を落としました。ヒゲになる1箇所だけは彫らずに残しておきます。
さらに少しずつ彫り進めていきます。指先に集中して作業を進めていくと、木目に沿って彫ると彫りやすく、逆らうと彫りづらいのが分かるはずです。また、木材は場所によって硬かったり、やわらかかったりします。木材のクセを手で感じつつ、慎重に彫り続けます。途中、全体のバランスを確認しましょう。楽しくてついつい彫り過ぎると、痩せたサンタになってしまいますので注意。

顔を彫って完成

ある程度彫り進めたら顔のラインを書きます。

工程09顔のラインを書く

顔のラインを彫刻刀(印刀)でなぞります。深めに入れるのがコツです。その後、ヒゲの周りの余分な部分を小刀で落としていきます。

工程10完成に近づく

後は、印刀、平刀、三角刀を使って自由に顔を彫ります。少しずつ慎重に彫り進めます。さあいい感じになりました。

工程11いい感の顔

全体のバランスを整えたら、てっぺんにヒートンをねじ込み、完成です。バンザーイ!

工程12完成

色を塗る

そのまま色を塗り始めると、木材が水分を吸ってしまい色のノリが悪く、何度も塗り重ねないといけません。そこでポイントなのは、最初にニスを塗ってしまう事です。そうすれば木材に膜ができて、絵具がのりやすくなります。さらに、ニスに白い絵具を混ぜて塗れば、色を塗った時の発色が良くなります。

工程13下地塗り

工程14白く塗る

つやを出したい方はニスで仕上げましょう。今回はそのままです。最後に水で薄く溶いた茶色を適当に塗り、古っぽく仕上げてみました。かわいい。

工程15できた

飾ってみたら予想外の展開に!

残りの4個も同じ手順で仕上げていきます。慣れたら、下書きをせず自由に彫ってみましょう。いろんな顔のサンタができます。
今回は3cmの角材、5cmの角材も使って3サイズのサンタをたくさん作りました。慣れれば小さいサイズなら一時間ほどで彫れるので、一日の空いた時間に少しずつ彫りだめしました。疲れた。

工程16たくさん作った

怖っ!
・・・???・・・想像と違うぞ・・・かわいくない・・・何故?・・・

では、最後に60cmのツリーに飾ってみます!電飾も点灯!

工程17
飾ってみた

・・・・う~ん。思ったより気持ち悪いな・・・・・(汗)

でも、眺めていれば徐々に慣れてきて、クリスマスになる頃にはかわいく思えてくるでしょう(笑)

今回は、木の質感を活かすため小刀で彫ったまま、色を塗りましたが、ヤスリがけをすれば、表面がつるつるのサンタが出来上がります。
小刀や彫刻等は使っていると徐々に切れ味が落ちてくるので、砥石で研ぎながら作業を進めました。刃物の切れ味が悪いとつい力が入ってしまいケガにつながりますから。

Writer PROFILE

Kobayashi Ken-ichiro

JOYFUL-2の現場で働いていましたが、3年程前に本社勤務となり、後方支援をしております。趣味は自転車と料理。日々精進しています。一時期、四コマ漫画を描いてタイムラインで配信していましたが、現在は休止中。気が向いたら再開しようかなと思ってみたり、みなかったり。

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