2010年8月24日 10:30
アートクレイシルバーの制作について、良くある質問と回答を工程別にまとめました。
失敗してしまった原因や日頃疑問に思っていることなどご確認ください。
制作をしていくうえでとても重要な項目がたくさんありますので、時間があるときに一度じっくりと読んでみてください。
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アートクレイシルバー WEBサポート◆造形について(3)
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Q: アートクレイでバングルを作ることは可能ですか? 制作する事が出来ます。ただしアートクレイシルバーは焼成後、純銀になりますので、金属的に柔らかい性質があります。又、バングルのように円状になっていない形状のものを制作する場合、アートクレイだけで制作しますと、強度が足りなくなり、付けはずしで負担がかかって、割れてしまう場合があります。
制作上の注意点として、 1、アートクレイシルバーは焼成後、約10%程度収縮します。収縮を考慮して大きめに制作して下さい。 2、強度を持たせるために十分な厚みのあるものを制作して下さい。 3、通常アートクレイシルバーの制作では、フリーサイズのデザイン(輪になっていない形状のもの)は、お勧めしておりません。ただし、バングルの場合、芯に充分な太さの純銀線を入れることで、強度をもたせ、着用に耐えられるようにしてください。
また、制作のコツとして、 ◎純銀線で芯を作るときのポイント ●純銀線は、直径2mm以上のものを使用します。 ●手首に純銀線を巻きつけてサイズを測る際、粘土を巻きつけるときの厚みを考えて、ある程度ゆとりをもって芯を作ります。 ●芯の形を手首にそうように、きれいな楕円状に形を整えます。 ◎ 粘土を巻きつけるときのポイント ●純銀線の両端を出して制作します。純銀線の両端を出しておくと、両端から中央に向かって収縮しやすくなるため、バングルの中央が焼成によって割れることがなくなります。 ●純銀線を粘土タイプで包み込む際は、粘土タイプをひも状にのばし、純銀線の内側から押し付けます。純銀線がひも状の中央部分にくれば、純銀線の上ではみだした粘土をつまむようにして閉じます。 ●純銀線がバングルの外側寄りにならないように注意して下さい。焼成によって、割れやすくなります。
Q: 650と書いてある黄色のパッケージで7gを使って11号の幅5ミリの甲丸タイプを作りたいんですが、何号くらい大きめに作ったらいいですか? 粘土7gで幅5ミリの甲丸タイプを完成時11号で作りたいとのことですが、3号大きい14号程度で制作なさってください。今回は7gの粘土量なので厚みはさほどでないかと思いますが、粘土量が多くなりますとリングの厚みも出ますのでまた調節が必要です。他に甲丸タイプの制作ポイントとしては、造形時に完成形に近い形に持っていき、乾燥時棒ヤスリとスポンジ研磨材で削りだす作業ではじめて形づくれるリングです。なお、焼成後にも若干のサイズ直しが出来ます。サイズが小さかった場合は芯金棒に通し、リングを回しながらプラスチックハンマーで軽く叩き大きくしていくか、リングの内側を棒ヤスリとスポンジ研磨材で削って大きくします。サイズが大きかった場合は再度焼成し、焼きしめたり、リングの内側に油性ペーストをつけたし、乾燥後再び焼成することで縮めることができます。他の注意点としましては、乾燥時に表面をなめらかに整える際、内側を削りすぎると号数も変わってしまうので気を付けて作業してください。
Q: 甲丸タイプのリングは造形時、3号大きめに作ればいいですか? 甲丸タイプの制作時の号数についてですが、収縮率はリングの形、サイズ、使用する粘土の量により違います。基本的に幅が広いもの、粘土量が多いものは収縮も大きいとお考え下さい。逆に幅が細いもの、粘土量が少ないものは逆に収縮も小さいです。 例えばひも状リングで太さ(直径)が3ミリほどのリングは3号大きく造形します。平打ちリングで太さ1cm以上、厚さ1.5ミリ程のリングは約4号大きく造形します。この両方より太さと厚みがあるリングでしたら、5号大きく造形してください。 焼成後は心金棒に通し、リングを回しながらプラスチックハンマーで軽く叩くとかたちのゆがみを直し、サイズを0.5号程度大きく直すことも出来ます。 リングが大きすぎた場合は再度焼成し、焼きしめることで縮めることができます。 他の注意点としましては、乾燥時に表面をなめらかに整える際、内側を削りすぎると号数も変わってしまうので気を付けて作業してください。
Q: 平打ち状のリングの作り方はどうするのですか? アートクレイシルバーを一定の厚さにのばし、幅や長さを合わせてカッターなどで切り出し、木芯棒に巻きつけペーストタイプで接着し乾燥させ焼成します。
Q: トゥーリングを制作したいのですが、どうしたらよいのでしょうか。 トゥーリングは、足の指の太さに対応できるように通常、開閉タイプになっています。しかしアートクレイで作る場合、開閉タイプにしてしまうとポーラス状なので使用しているうちに、割れてしまいます。制作する時は、円になるように制作して下さい。トゥーリングは粘土の使用量が少ないため、収縮が少なくなります。1.5号~2号UPを目安に制作して下さい。 また、開閉タイプのリングやソフトワイヤータイプなど市販のものを使って、リングトップのみ制作する方法があります。その場合は、トップ部分の裏に丸カンや、だるまカンなどを埋め込んでおき、最後にリング本体とテグスで結びます。制作は、トップのみですが、つけごごちがよいので、好みによって制作方法をお選び下さい。
Q: ピアスを作る場合、直棒ピアス金具は、焼成後に接着したほうがよいのでしょうか? それとも造形後に埋め込んだほうがよいのでしょうか? また大きいピアスを作る場合どのように使用したらよいのでしょうか? 直棒ピアスを使用する場合は、粘土が柔らかいうちに直棒ピアスのパーツを粘土に差し込んで下さい。その際、埋め込む部分にヤスリなどで溝をつけておく、もしくはヤットコなどで金具の先をLの字の曲げておくと金具が抜けにくくなります。埋め込む深さは、1~2mm程度です。向きは、キャッチを止める溝のないほうを埋めて下さい。あまりパーツのトップにボリュームがあるデザインだと、直棒ピアス金具を埋め込む深さが必要になってきてしまうため、あまり大きなものには、むいていません。焼成は、650度30分で行なって下さい。直棒ピアス金具は、SV925なので低温での焼成をお勧めします。酸化膜が出来た場合は耐水ペーパーやステンレスブラシなどで酸化膜を取り除いて下さい。
Q: 合成石とアートクレイシルバーを組み合わせる方法を教えてください。 合成石の留め方について、直接合成石を留めて焼成し粘土の収縮によって石留する方法と、石枠を粘土に埋め込み焼成後に合成石を留める方法をご紹介いたします。 「直接合成石を留めて焼成する方法」 1、合成石の直径に合わせたドリル刃で、乾燥後の作品に石が完全に埋まる深さの穴をあけます。 2、穴の中に少量のアートクレイシルバーペーストタイプをつけ石の幅が一番出っ張っている部分が埋まるように石を入れます。 3、ペーストが乾燥したら焼成します。 「石枠を使い留める方法」 粘土造形後、粘土がやわらかいうちに、合成石の直径に合わせたアートクレイ専用オリジナル石枠を埋め込みます。この時、石枠の足がしっかり埋まるようにしてください。 また、乾燥した土台にペーストで石枠をとりつけることもできます。焼成し研磨した後に石を留めます。石枠に石を入れ、ピンセットの柄を使って石枠の爪を倒します。爪は対角の順番に少しずつ倒します。 今回は、合成石をお使いになるということですので、制作するデザインによって石留めの方法をお選びいただけます。 天然石は、焼成すると割れることがありますので、組み合わせる場合は、焼成後に石留めをする方法が適しています。 合成石、天然石の特性に合った留め方をされると良いでしょう。
Q: 天然石をつけるにはどうやれば良いですか?また焼き込むとどうなるのですか? 天然石と一緒に焼き込むのは避けてください。高温に強いものもありますが内包物が入っていることもあり、変色や割れの原因になります。純銀リボンで石枠をつくっておくか、アートクレイシルバー専用オリジナル石枠を作品に取り付けておき、焼成後仕上げをしてから石留めしてください。
Q: 合成石などを埋める場合に石の下の土台は穴を貫通させた方が良いのですか? リボン線で天然石を留める場合はどうですか? また、甲丸リングなどに合成石を埋める場合はどうですか? 穴を貫通させるのは光を透過させる為か、収縮の為かどちらですか? 合成石を作品に埋める場合、合成石の真下の土台は穴を貫通させていることが望ましいです。これは合成石に対する光の透過を良くするためであり、粘土の収縮のためではありません。 甲丸リングの場合も同様で、作品のデザイン・構造上問題がなければ石の裏側は穴を開けておくと良いでしょう。 天然石をリボン線で留める場合は、使用する天然石の透明度によって石の裏側の粘土に穴を貫通させるか決めます。例えば、琥珀、ピンククオーツ、ルチルクオーツなど、光を透過させる石は裏に穴を開けると石がたいへん美しく見えます。トルコ石、マラカイト、マグネサイトなどは穴をあける必要はありません。 合成石も宝石も、透明度の高い石は、石の表側だけでなく裏側からも光を取り入れた方がより輝いて美しく見えます。石の美しさと価値が最大限に惹き出されていますと、その作品の価値や完成度も高まると思います。
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⇒造形について(4)に続きます。。。
更新日:2010年8月24日 10:44