2010年8月23日 16:57
アートクレイシルバーの制作について、良くある質問と回答を工程別にまとめました。
失敗してしまった原因や日頃疑問に思っていることなどご確認ください。
制作をしていくうえでとても重要な項目がたくさんありますので、時間があるときに一度じっくりと読んでみてください。
*・゜゜・*:.。..。.:*・゜* ゜・*:.。. .。.:*・゜゜・*:.。..。.:*・゜* ゜・*:.。. .。.:*・゜゜・*:.。..。.:*・゜* ゜・*
アートクレイシルバー WEBサポート◆造形について(2)
*・゜゜・*:.。..。.:*・゜* ゜・*:.。. .。.:*・゜゜・*:.。..。.:*・゜* ゜・*:.。. .。.:*・゜゜・*:.。..。.:*・゜* ゜・*
|
Q: 太目のリングとひも状リングを作る場合つなぎ目をきれいにするにはどうしたらよいですか? ◎少し太めのリングを作る場合 粘土を木芯棒のサイズ1周分よりも少し短めのひも状に伸ばします。木芯棒に巻きつける時、巻き始めを付箋紙になすりつけるように少し指で押しつけます。残りも指で押し伸ばしながら巻きつけ、太さと長さを出していきます。巻き終わりは、巻き始めの上に重ねて指でなじませます。(つなぎ目部分の粘土を指でつまんで完全になじませるとよりしっかりします。)乾燥させて木芯棒から取り外し、つなぎ目に隙間があれば、ペーストタイプで埋めて再度乾燥させ、ヤスリ等で形を整えます。
◎細めのひも状リングを作る場合 粘土を木芯棒のサイズちょうど1周分よりも少し長めに伸ばします。巻き終わりは、巻き始めの上にのるように重ねて巻きつけます。継ぎ目は、重ねた2本の粘土をいっぺんに上からカッターで切り、余分な端の部分(巻き始めと巻き終わり)を取リ去り、2本の粘土の断面に少量のペーストタイプをつけ、断面どうしが面でくっつくように指で両側の粘土を少し押します。乾燥させて、木芯棒からはずし、つなぎ目に隙間があれば、ペーストタイプで埋めて再度乾燥させ、ヤスリ等で整えます。
※ リングを巻き付けた際、余分な粘土タイプはカッターでカットし、水をつけた指でこすってそれぞれをなじませます。つなぎ目部分が分からないようになじませるのがポイントです。
Q: 平板状に粘土タイプをのばすにはどうすれば良いのですか? 粘土を棒状にのばしてから、クッキングシートではさみます。その粘土の両側に厚紙等(希望する厚さの物)を置きローラー等を転がしますと、均一な厚みの帯状にのばせます。余分な粘土タイプはカッターでカットします。この時にテレホンカード等のカードを粘土タイプに押し当てカットすると便利です。
Q: アートクレイシルバーは一度乾燥させてから形を削ってつくっていくモノですか? アートクレイシルバーは【純銀微粉末】【水】【バインダー】から成る粘土状の純銀素材です。制作は粘土感覚で乾燥させないように注意しながら行いますので、粘土の柔らかさを生かして自由な造形が可能です。もちろん、いったん乾燥させたものは石膏状になりますのでヤスリや彫刻刀での切削が行えます。
Q: SV950の完成品にアートクレイシルバーの粘土を組み合わせて一緒に焼いて新しい作品にすることは可能でしょうか?またその作品を作ったとしたら950とアートクレイシルバーに色の違いがありますか? SV950とアートクレイシルバー650との組み合わせでしたら可能ですが、その作品の焼成には、電気炉(650度・30分焼成)を使用します。ガスコンロ・ガスバーナー・アートボックス等での焼成は、あくまでも簡易的な焼成方法ですので、SV950とアートクレイシルバー650との組み合わせ作品に適用できる焼成方法でない事をご了承下さい。
色の違いについてですが、その作品を焼成することにより、SV950表面に黒っぽい酸化膜が生じます。耐水ペーパー、スポンジ研磨材などで酸化膜を除去し、シルバーポリッシュ等で鏡面を出すことで再び銀肌が得られます。 SV950との組み合わせ時に、ご注意していただきたい点がございます。焼成時にSV950ロウ付け箇所(引き輪・バネ部分等)が取れる可能性がありますのでご注意ください。ロウ付け部分を粘土で完全に包み込むことで、ロウ材が減ってしまっても収縮でつなぎとめることが可能です。
注:「SV950」とは一般に市販されている銀製品で、純度が95.0%前後の物を指します。 ここでは、「市販の銀製品にアートクレイシルバーシリーズを組み合わせることで新しい作品に作り上げることは可能か?」 というご質問にお答えしています。
Q: 「アートクレイシルバー」と「アートクレイシルバー650」シリーズは組み合わせができますか? 「アートクレイシルバー」の粘土タイプに「アートクレイシルバー650」粘土タイプ、650シリンジタイプ、650ペーストタイプを組み合わせていただけます。その際、焼成条件が重要になり「アートクレイシルバー」シリーズの焼成条件に合わせることになります。650シリーズは650℃から焼成可能ですが「アートクレイシルバー」シリーズは焼成可能最低温度が800℃ですので、650シリーズと「アートクレイシルバー」シリーズを組み合わせた場合にはそれぞれがどんな割合で使用されているかに関わらず必ず800℃以上で焼成してください。650シリーズについては銀粉体の細かなものを採用しておりますので熱伝導が良くなり高温での焼成(900℃以上)では部分的に溶ける可能性もあります。より安全に美しく、そして650シリーズの特徴を活かしていただくためにも、2タイプを組み合わせた場合の焼成は800℃30分保持をおすすめ致します。
注: 「アートクレイシルバー」シリーズは現在販売している 「アートクレイシルバー650」シリーズ以前にスタンダードとして販売されていた商品です。現在では製造・販売ともに行っておりません。
Q: 「アートクレイシルバー650」シリーズは「アートクレイシルバー」シリーズ・ペーストタイプ、シリンジタイプとの組み合わせは可能ですか? また、組み合わせる時の注意点があれば教えて下さい。 従来のシリンジタイプ、ペーストタイプとの組み合わせは可能です。ただし、焼成条件は今まで通りになりますので、800度で30分や850度で20分保持して焼成して下さい。
Q: パーフェクトマニュアル、中級テクニック作品集で内側にッメッセージの彫り込みがあるが、どのような方法で制作したのでしょうか? 文字の掘り込みは、リング部分を乾燥後に行います。 はじめに、リング部分を造形し乾燥させます。 乾燥後にニードルなど先の尖ったもので、リング内側に文字を掘り込んでいきます。 文字を彫り込んでいく際、一度に力強く彫るのではなく、何度も文字を軽く引っかいていくときれいに彫る事ができます。 あらかじめ鉛筆で下書きをしておくと彫りやすいでしょう。 その後焼成し、スポンジ研磨材や磨きヘラで鏡面仕上げにしてからいぶします。 シルバーポリッシュでいぶしを取ると、リング内側文字部分の掘り込みがいぶされたリングの完成です。
Q: アートクレイシルバーとアートクレイゴールド/K22を組み合わせることは可能ですか? 焼成温度がそれぞれ異なりますので粘土状態同士を組み合わせて焼成することはできません。組み合わせる場合は、はじめにアートクレイゴールド/K22のみを焼成し(990度60分保持)、焼成した22金粘土はアートクレイシルバーの収縮で留めるように施し再度焼成します。組み合わせ方法は「アートクレイシルバーで作る純銀製のアクセサリー2(日本ヴォーグ社刊)」P26~P29にて紹介しております。
Q: 木芯棒より大きいサイズのリングを制作する場合はどのようにすれば良いですか? 木芯棒の形が延長するように、紙を木芯棒に添わせて巻きます。その筒状に巻いた紙の中に芯になる物(紙を硬くロール状にした物など)を詰め込み木芯棒の代用とします。
|
⇒造形について(3)に続きます。。。
更新日:2010年8月23日 16:56