額装製作工房では・・・


☆JOYFUL-2には、たくさん額が並んでいます。その額を担当しているのが、本社の製作部。製作部のチーフ(ブロック長)髙﨑善雄が、製作部の仕事をご案内いたします。


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この仕事、大好きですっ!ですから、楽しいんですっ!額縁を持って集合した「額装」スタッフ。左から、飯島あや、國澤正法、椎名剛嗣、石塚多喜造、そして今回のご案内役髙﨑善雄。「和」の額、「洋」の額、お客様からのご注文品は、私たちが製作いたします。


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大変な仕事で、つらいこともありますが、楽しいこともたくさんっ!「表装」のスタッフ、七つ道具を手に並んでみました。左から、糸賀康佳&霧吹き、片岡衣代&竹差・メタルスケール、平野知子&刷毛、丹野香織&布見本・竹差。掛け軸などの表装を私たちが製作いたします。


☆JOYFUL-2各店には、「額装」のセクションがございます。額装カウンターには、毎日多くのお客様がおいでになります。ご自分の描いた絵、書道作品その他様々なものを額に入れたい、掛け軸にしたい、修理したい、などお客様から様々なご要望がございます。
 確かに、作品を額に入れると、とてもすばらしい仕上がりになります。ご用命のありました仕事は、各店でも製作いたしますが、大物や少し難しいものは、本社で細心の注意を払って製作いたしております。


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在庫のモールディング(額縁の枠になる材で棹状のもの)。ものすごく大量に在庫を持っております。ですから、すぐにご注文にお応えして製作に入ることが可能なのです。専門ベテランスタッフが直にイタリアに行き、厳選して選んだ直輸入品です。在庫がどれくらいあるのか計算するのは正直チョット怖いんです。


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これは在庫のごく一部。1200種類ほどはあると思います。作品の周りを囲むマットも600種類ほどございます。良いものをたくさん持っているからこそ、お客様の選択の幅が広がり、作品に一番合った額を作ることが可能になるのです。


☆製作は、お客様が各店舗の額装セクションで見本を見てお決めになります。もちろん、必要ならスタッフがアドバイスさせていただきます。お客様から、「あなたはどう思う?」なんてよくお尋ねもございます。


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製作する額縁のサイズに合わせてモールディング材をカットいたします。時には六角形・八角形の額も製作しています。


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カットしたモールディングをこのテーブルの上で組み合わせていきます。釘でしっかり組んだ後、合わせ目が目立たぬよう修正を入れて行きます。


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様々な形・太さのモールディングをしっかり押さえ込み、接着剤と釘で締め込みます。見える機械は釘を下から打つためのもの。
 どんな作品がこの額に入ることになるのか、想像したりすると楽しくなります。


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こちらは、小型の額にドロ足(額に奥行きを付ける箱)を付けたり、裏側をしっかり閉じたりする作業中。 ポスターなどの平面作品ばかりではなく、立体物もかなり多く、その時にドロ足加工をします。人形・壷・お面・・・・なかには、槍・蛇の抜け殻まで額装しました。


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モールディングは、一般的に木質素材の上に塗装をかけたデリケートなものですので、ムラやくすみ、切り口のけばなどを修正することも必要になります。


☆それでは表装のセクションにまいりましょう。


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表装の前段階として裏打ちをしたところです。昔ながらの手裏打ち。後々の仕立て直しが機械打ちより簡単になりますし、昔の作品・劣化の激しい作品に有効です。


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化粧立ちの作業。紙・和紙に対してバランス良く作品をカットします。カットするだけの作業ですが、掛軸にした時のバランスがここで決まります。


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作品の大きさ、色味などを勘案して裂地(緞子)を選び、それをカットします。毛羽立たないように一気に切り、ほつれ防止に糊留めを行ないます。


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スタッフ一同、作業の手を休めて、パチリ!
 作品にミリ単位で裂地を貼り付ける「切継ぎ」という作業、そして、作品・裂地の厚さ、強さによって裏の和紙の厚さを微調整します。掛軸は、いわば「生き物」であるため、季節・湿度・気温によって反る、伸びるといった変化を生じます。この裏の仕上げこそがそれを緩和する重要な役割です。良い和紙をひっそりと裏に使用するのが、日本らしいところですね。最後に、軸棒・八双(上部分)をとりつけて完成となります。

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軸棒をカットしています。


☆掛軸製作は、正確に丁寧に行なうのはもちろんですが、余分な力を入れずに素早く行うのがミソです。不要な力や時間がかかりますと、即、ヒズミ、ゆがみにつながりますし、水分調整が全体として大きな影響を及ぼすからです。私たちが、細心の注意を払いながら、「しっとり」(掛軸の最良の仕上げ言葉)と仕上げます。


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カメラマンに刷毛など道具の洗い場を撮られてしまいました。もっときちんと整理しておけばよかった、そう思いました。


☆額装の仕事は、作品をより一層引き立たせ、そして、鑑賞者に訴えかけるものに仕上がるやりがいのある仕事です。お客様のご要望に沿って、あるいはお客様のご期待以上のものに仕上げるべく、スタッフ一同日々研鑽を積んでおります。


記事中に表記された商品情報(価格、名称、サイズ、内容量等)は、記事作成時点のものとなっております。時間経過とともに、変更されている場合がございますので、ご注意ください。

更新日:2010年1月 8日 10:31

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